DEFINITIVE SOLUTION-07
自治体向けソリューション

字切増高システム

地震、台風、水害。
農地・農業施設被害の複雑な補助率増高申請事務
手続きを簡便化する画期的システム。

主なサービス内容

増加する自然災害。被災した農地・農業施設の復旧工事申請は、複雑な手順での事務処理を短期間で完了させなければなりません。このため、行政担当者の負担は非常に大きいものになります。
このような負担を軽減し、農家の不安をスムーズに解決するシステムがこの「字切増高システム」です。

こんな価値をご提供
  • 農地・農業施設の被災復旧工事申請を一過る完了
  • 字切図を作成する過程で申請書類が作成
  • 単年・連年と経年管理が可能
  • 現場写真もシステムの中で管理
  • エラーチェック機能で登録間違いを防止
など

サービスの特徴

工事箇所一覧表が
作成可能

工事箇所情報を登録すると地図上に工事個所が表示。これまでの工事個所も一目で検索できて追記が可能。
経年管理をシステムで行えるので安心して情報管理ができます。

字切図の作成が可能

補助率の増高申請を行うためには、関係農家数がわかる図として字切図(被災箇所ごとの受益農家戸数算出図)を作成する必要がありますが、このシステムがあれば簡単に作図できます。

増高申請帳票の作成が
可能

災害復旧のために急ぎ作成しなければならない「災害高率補助該当調査票(星取表)」や工作者名簿、補助率増高申請書内訳などを字切図を作成する過程で自動的に作成可能。

補助率の算出もおまかせ

災害復旧事業総額や関係農家数、また災害復旧事業費の段階に応じで変動する補助率をシステムで自動算出できるので安心。また経年管理もできるので連年災も単年災に置き換えて補助率を算定して有利な額を比較する手間も不要。激甚災害による変動にも対応。

エラーリストでサポート

約20項目のエラーリストで入力ミスなどの間違いを指摘。入力されていない項目も教えてくれるので新人担当者でも安心です。

「字切増高システム」の主な機能

「字切増高システム」では、国土調査基本図や登記所地図等を元に、以下の機能を活用し字切図・災害補助率増高申請書を作成します。

  • 災害情報入力機能
  • 農地情報取込機能
  • 関係農地自動検出機能
  • 経年管理機能
  • 工事一覧検索機能
  • 登録エラー表示機能
  • 図面・写真一括管理機能
字切図、補助率増高申請書
基本的申請書類作成は3ステップ

被災した農地・農業施設の復旧工事申請は迅速さが求められる業務。本システムはこうした基本的申請書類作成を3ステップで完了できます。

基本的申請書類作成の流れ

1
災害情報登録
災害ID、災害名、激甚指定有無、災害期間などを設定。
2
災害箇所登録
工事・被災箇所、関係のうちの耕作者情報などを設定。
3
図面・帳票出力
工事箇所一覧、字切図、各種申請書の出力を実施。
度重なる台風、水害、土砂災害に
向き合う体制として

日本はかつて地震大国と呼ばれてきました。しかし近年、日本は地震とともに台風や大雨、土砂災害といった各種自然災害にさいなまれる「災害大国」の様相を呈してきました。このため、農地や農業施設の復旧や災害対策工事の申請数は膨大化。制度も複雑化して中で、これまでのように「人の手で、一つひとつ」というわけには行かなくなりました。

こうした災害多発国だからこそ、私たちジーベックはこの「字切増高システム」をぜひご提案したいのです。

農地や水路、農道、ため池などの農業施設。それらの復旧工事が遅れれば、それだけ農家の疲弊・負担が増加します。こうした自体を防ぐためにも、ぜひ災害対策の一環としてこの「字切増高システム」をご検討ください。

他の農政支援システムとの連携で
さらなる効率化を実現

ジーベックでは農政関連業務担当者の皆様に向けて、「中山間直接支払制度支援システム」「多面的機能支払交付金支援システム」なども併せてご提供しています。これらの業務は、申請に関わる皆様の大きな労務負荷を伴うものであり、その効率化は地方農政担当課の積年の課題となっていおります。ジーベックがご提供するこれらのシステムは、こうした課題に悩む地方農政関連課の皆様の負荷を軽減し、業務の大幅効率化を実現するものです。地方行政にも働き方改革が求められる今、ぜひご注目いただきたいシステムです。

ジーベックの
ソリューションサービスと連携

ジーベックでは「中山間直接支払制度支援システム」、「多面的機能支払交付金支援システム」、「空家管理システム」など自治体関連支援システムをご用意しています。

「字切増高システム」×
「中山間直接支払制度支援
システム」

いずれも日本の地方農政を支える重要な制度。しかし、どちらの制度も迅速な申請と複雑な資料制作を伴う申請作業が必要となります。その労力は農政地方農政関連課の大きな負担であり、積年の課題です。こうした課題を解決するのがこの2つのシステムです。

導入事例

地方行政S市 様

山間部が多い当市では、台風被害などが多く復旧工事の申請などが多発します。本業務は地元農業の衰退がかかっている業務。可及的速やかに決済されるよう申請書類等を整えなければなりません。
しかしこれが何十件何百件という件数になると、もう手がつけられません。
そもそも当市は非常に小さな市ですから、人数にも限りがあります。迅速にと必死に手を動かしても、全件の申請が終わる前にまた別の台風が……という事態も少なくありません。
こうした人手不足の解消と、業務効率の向上を目指して「字切増高システム」を導入しました。
結果は上々。「字切増高システム」に加え、「中山間直接支払制度支援システム」と「多面的機能支払交付金支援システム」も一括して導入することにしました。「中山間」と「多面的」は連携が可能とのこと。3システムが揃えば大きな力になってくれると期待しています。

地方行政K市 様

面積の多くが中山間地である当市では、台風などで暴風雨が重なると昔から土砂災害などが発生する地域です。平地だけではなく斜面にも棚田のように小さな水田がいくつも並んでいるエリアもあります。
こうした水田は特に被害を受けやすいもの。そして、こうした小さな水田の耕作者が一つずつ違っているといったら……同業課の方は苦労を察していただけるのではないでしょうか。
ジーベックにこの小さな水田の相談をしたところ、すぐにデモの準備を整えてくれました。
このデモを確認し、「すぐに使える」と判断。すぐに稟議に上げました。
導入後、早速これまでの工事履歴の登録作業を行い、本来はあって欲しくないことですが、災害が生じた後に迅速に対応できるように万全に整えております。